担当:農学部附属農場・高橋 行継
地球気候変動は農業にも大きな影響をもたらします。
農作物生産は地域の気候に根ざした栽培計画がありますが、この土台が崩壊しつつあります。
特に気象環境制御が難しい水稲などのフィールド系作物にとって、深刻な収量や品質低下を招く事態になっています。
品種改良なども重要な対策ですが、農業気象学の手法による栽培計画の見直しも有効な一手法です。水稲の作期計画については、従前から様々な研究の蓄積がなされています。これら先人達の成果を活用しつつ、新たな視点も取り入れて稲作を始めとした栽培計画を研究、提案します。