社会共創促進センター・SDGs事例集

農学部

環境に優しい肥効調節型肥料を用いた水稲育苗箱全量基肥施用法

担当:農学部附属農場・高橋 行継

水稲の栽培における追肥作業は稲作経営の大規模化、高齢化、兼業化の中で大きな負担になっています。本技術は水稲生育に必要な肥料を播種の段階で育苗箱に全部入れてしまい、 そのまま育苗、移植をして本田での肥料散布を省略してしまう技術です。肥料の利用効率がきわめて高く、減肥が可能で、水質汚染が少ない環境にも優しい施肥技術です。国内全域への普及を目指して諸技術の課題解決を進めています。
これまで省力・低コスト化技術である疎植栽培との技術融合に関する研究を実施、現在は密苗栽培との技術融合に関する研究を鋭意進めています。