担当:農学部・生物資源科学科・山根 健治
樹木の苗木は接ぎ木などでクローンとして繁殖され、均一性に優れています。一方、種子から育てる実生は、①長寿命で公園植栽など緑化に有用で、②ウイルス病の確率が低く、③遺伝的な幅が大きく、多様性をもちます。そこで、観賞用モモを種子(左写真)から1年以内に開花させる方法を確立し、苗木を「SEEDピーチ」として活用し、環境美化を目指しています。早咲き品種‘UU-MOMO1号’(桜桃清華)(右写真)を開発し、桜より一足早く、お花見を楽しめるようにします。