担当:農学部・生物資源科学科・平井英明・早川智恵
耕作放棄された畑地の土壌診断の結果、豊富な養分が存在し、雑木林土壌との混和によりpHを調節すれば、育苗用培土として活用できる可能性を示しました。加えて、捕獲されたイノシシの内臓を加熱・ペースト化し、米ぬか、もみ殻等と混合・嫌気発酵によって、資源化する基幹技術(図1)や、その資源化物を水稲育苗用培土への活用する応用技術(図2、図3)も確立しました。このように、里山固有の資源を用いた技術開発を進め、耕作放棄された土地の有効利用法を考えています。