担当:工学部・基盤工学科・情報電子オプティクスコース・清水 隆志
5G/6G無線通信といった次世代通信システムではミリ波帯利用が求められています。ミリ波帯では、一般に回路損失が増加し、無線通信に必要な消費電力が増大します。これまでに、比較的低損失なミリ波デバイスを開発してきたが、まだ不十分です。究極のミリ波低損失デバイスを開発するには、低温下で損失がほぼゼロとなる超伝導体の活用が鍵となります。極低損失ミリ波超伝導デバイスの開発により、システム全体の消費電力の削減、さらにはCO2排出量の大幅な削減に貢献します。