担当:共同教育学部・教育人間科学系・教育 長谷川 万由美
大きな災害は子どもの学ぶ機会や遊ぶ機会を奪います。被災地の子どもたちの学びや遊びを支える活動を外から支えることが大事です。亘理町は東日本大震災で大きな被害を受け、仮設住宅から学校に通う子どもや遊具や施設の損壊により遊び場に困る子どもも少なくありませんでした。そこで、夏休みの数日、学びと遊びの機会を提供するために2012年から夏休みに宮城県亘理町にて「逢隈小学校サマースクール」を毎年実施しています。本学の学生が企画をし、午前中に4~5の学習プログラム、午後には4~5の遊びプログラムを実施しており、毎年、延べ人数で在校生の1/3以上が参加しています。子どもたちにとっては普段触れ合う機会の少ない大学生と活動できる場、保護者にとっては安心して子どもを送り出せる学びと遊びの場、学生にとっては被災地の子どもの問題を考えるための場であり、貴重な機会となっています。