研究概要
防災マネジメントは災害発生後になってから頑張るものではなく、被害を少しでも軽減できるように発災直前および発災後の対応を日常から検討し、訓練や演習などで身につけるまでの一連の流れを意味します。その中でも地域防災では、避難所を地域の防災拠点として位置づけ、災害時の運営手法および計画策定や訓練実施時の現役世代の参加を中心に検討します。
教育・研究活動の紹介
学部の講義では、防災マネジメントに関して行っています。学部3年生の防災マネジメント演習では、学生は対象者を設定し、防災に関するワークショップおよびツールの作成を行っています。学生に限らず地方自治体の防災担当職員を初めとした社会人を対象とした研修も実施しています。
研究は地域と連携した活動を心がけています。既存の記録の分析結果をもとにインタビュー調査やアンケート調査を行うことが多いです。ワークショップや研修を行うことがあります。防災は対象範囲が広く個人の研究だけでは限界があるため、他の研究者や実務者と連携した研究を行います。
災害発生時にはできる限り現地に向かい、変わりゆく社会の状況を踏まえた被災地の状況を把握します。
今後の展望
被災者支援に向けた行政・社会福祉協議会・ボランティア団体の連携のあり方について検討しています。
外国人をはじめとした多文化共生と防災のあり方について考えています。
中山間地域の少子高齢化かつ地域の持続性を踏まえた防災のあり方について考えます。
社会貢献等
災害時に組織に助言することができます。地域で地域防災の研修を行うことが多いです。行政では災害対応に関する研修を行うことがあります。