研究概要
人口減少、少子高齢社会において、若者から高齢者まで誰もが暮らしやすく、昼も夜も魅力的で、持続可能な都市と交通の実現に寄与する研究を行っています。人々の生活行動の理解、ICTを活用した新たなモビリティの可能性、コンパクトでスマートな都市の姿、バリアフリーのまちづくり等を追及しています。
教育・研究活動の紹介
研究方法は、既存の都市と交通に関する空間情報(GISデータ)や、人の行動・意識に関する独自のアンケート調査データを分析することが多いです。学生には、世の中の社会情勢を踏まえた上で、できるだけ街に出かけ、都市と交通の実態と人々の行動・意識を観察することを推奨しています。そして、学外のまちづくりに関わる行政/民間/NPO等の人々と議論し触れ合う機会、まちづくりの現場を見る機会をできるだけ提供することに努めています。
今後の展望
なぜ人は移動(外出)するのか、夜のバリアフリー、ウィズコロナにおける生活の質向上施策、LRT利用促進のための意識・行動変容、多様なモビリティの交通安全教育等の研究に力を入れたいと考えています。
社会貢献等
宇都宮市都市計画審議会会長、栃木県ひとにやさしいまちづくり推進協議会会長、国土交通省子育てにやさしい移動に関する協議会委員など、行政の都市計画・交通計画に関する審議会等に参画しています。また、NPO法人宇都宮まちづくり推進機構理事、NPO法人自転車政策・計画推進機構理事等、まちづくりに関わるNPOとも共同で研究を行っています。