研究概要
流域デザイン研究室では、河川の源流から海岸に至る流域の成り立ちをとらえ、水害対策や環境保全を通して良好な地域を形成するための研究を進めています。
具体的には、水の流れや地形の変化、生態系などといった自然の仕組みや、災害対策や環境保全などの地域社会との関わり、GIS(地理情報システム)やドローンなどの情報技術の活用など、さまざまな視点からアプローチしています。最近では,地球温暖化による気候変動の影響をどのように捉え、適応していくかも重要な課題です。
教育・研究活動の紹介
・教育に関しては、河川工学関連と数学関連の授業を担当し、これまでに宇都宮大学ベストレクチャー賞を2度受賞しております。
・研究に関しては、河川の流れと地形および植生の相互作用について、現地調査、室内実験、数値解析を組み合わせながらアプローチしてきました。また、河川周辺地域の氾濫シミュレーションも実施しています。
今後の展望
・国土交通省や栃木県および県内外の市町の各種委員会の委員を務めております(ホームページ参照)。
・学校や地域での河川に関する学習会・ワークショップ等についての相談にも対応します。
・水害対策や環境保全に関する現地調査やシミュレーションを各地域で実施し、地域での活動をきめ細かく支援していきたいと考えています。