研究概要
分野・専門は関係なく、課題解決型・実務型の“何でも屋”です。共通するのは、常に使う人の視点から、暮らしや環境・空間を評価することです。基礎的な実験からフィールド調査、そして計画・設計まで、必要ならば手法や機器の開発提案も行います。そのため、専門家の少ない未開の分野や境界領域での研究が多く、他分野の専門家との協働も多いと言えます。また、実践活動の現実的対応の中では、物を作ることにこだわらずに人の動きやシステム・ルールをデザインすることもあります。
教育・研究活動の紹介
・知識や技術を詰め込むのではなく、学生達が自ら考えて答えを出せるような指導
・建築設計実務を見据えて、広い視野で物事を考えるジェネラリストであること
・建築計画学的・環境工学的な考え方にもとづいたプログラミングとプランニングによる論理的な思考
・賢い消費者の育成、生活者として実感と共感を持ち続けること
今後の展望
・皆に使ってもらえるような心理評価手法の開発と普及(IoT化)
・生活者に対する、環境づくり・使いこなし・家具配置・維持管理・エネルギーマネジメント等の支援
・新しい建築計画(教科センター型中学校、コーナー保育・学修、脱ユニットケア、福祉起点型コミュニティ等)
社会貢献等
・建築意匠設計(約30件:高齢者施設、こども施設、学校施設、戸建住宅、集合住宅、複合ビル、改修など)
・市民景観勉強会:約25年、自治体の景観アドバイザー:約15年、高齢者施設環境づくりの職員研修:約20年、小中学校での学校施設を利用した環境学修授業:約15年
・特許:9件(自動車シート2、可動ホーム柵3、サイホン雨水排水3、照明1)、審査中1件(真空排水)
・民間企業との主な協働事例:可動式ホーム柵の開発、駅ホームの照明器具設計、店舗のサイン・照明計画、明るさ感指標の開発、雨樋隠蔽型住宅の開発、真空排水システムの開発、生体リズム簡易計測手法の開発
・全員の役に立つことはできません。縁のある方との繋がりを大切にしていきたいと考えています。