研究概要
建築、都市の環境とエネルギー性能を対象とした測定、分析、評価、モデル提案などの研究を行っています。
・温泉熱エネルギー利用の宿泊施設や地下冷熱エネルギー利用の夏いちご栽培施設の性能検証
・環境配慮型建築のエネルギー消費量,CO2排出量の評価
・都市街区のサステナビリティ評価や都市の半屋外空間の快適性
・木材資源を活用した建築物のライフサイクル評価
教育・研究活動の紹介
地域を対象とし実フィールド、実建物の課題をベースに課題解決のプロセスを地域の関係者と共に、教育・研究を進めています。対象施設・空間の環境を計測・分析し、新たなモデル、仕組みについて、効果を定量化しながら検討をすすめ、提案に繋げます。研究室には、環境を測り、分析する能力、地域の環境資源を見出す目利き力、環境を軸とした美意識を身につけた人材が元気に活動しています。
今後の展望
地域の賑わいや楽しみを創出しながらのボトムアップのカーボンニュートラル化により、特徴あるサステナブルな地域づくりに貢献する教育研究を進めていきます。
社会貢献等
国際的な活動としては、iiSBE環境性能評価ツール開発、IEA EBC Annex57建設エネルギー・CO2評価ガイドライン策定、ISO TC268サステナブル都市とコミュニティの国際規格策定に参画してきました。
国内の分野横断的取り組みとして脱炭素社会推進会議の運営や脱炭素に向けた提言づくり等を行っています。
地域においては、各自治体の施策や社会実験、サイクルツーリズムの推進などに協力しています。
産学連携では、優れたエネルギー技術を有する地元企業とともに地域にける熱の有効利用に取り組んでいます。また住宅・建築物の省エネルギー性能、環境評価等を行い、地域における良質な環境づくりを支援しています。