研究シーズ集

国際学部

助教 李 亜姣リ アコウ

国際学科
李 亜姣
キーワード

過剰包摂,民間金融,金融化,ジェンダー,土地開発,フェミニスト経済学,農嫁女問題,土地権

分野

地域研究、理論経済学、ジェンダー

研究テーマ

・中国土地財政と農嫁女問題
・民間金融の過剰包摂と被負債女問題

所属学会等

中国女性史研究会、アジア政経学会、日本フェミニスト経済学会、国際ジェンダー学会、日本女性学会、経済理論学会、日本国際経済学会

URL

MAIL

lyj660610※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

政治経済学とジェンダーの視点から女性の経済状況を研究している。

中国農村女性が如何に土地権を手に入れたのかについて聞き取り調査を行ったなか、土地を失い、土地収用補償費等から排除された「農嫁女」を発見した。それから土地財政と「農嫁女」、民間金融と「被負債女性」等に関心をもって研究してきた。

教育・研究活動の紹介

授業では、商品、サービスの国際移動に注目した国際貿易論や資本の国際移動を中心とした国際金融論を学び、こうした理論をジェンダー視点から考察し、現代のグローバリゼーションにおける顕在化しつつある課題とは何かを把握していく。

今後の展望

新しいビジネスモデルは、長らくシリコンバレーから提案された。しかし、2010年代半ば以降、新興国からも有力なベンチャー企業が登場し始めた。初期段階のビジネスのアイデアはアメリカ発だったとしてもローカルな市場環境に適合的なサービスを構築する点では、現地の企業が優位となることがある。特に中国、インド、ブラジル、インドネシアといった新興国から複数の世界的IT企業が誕生した。

男女格差を縮め、世界経済を押し上げる方法としてよく挙げられるのは、デジタル経済である。一体、新しいデジタル経済が新興国の働く女性にいろいろな恩恵をもたらしたのか。今後、女性データアノテーション(Date Annotation)や女性エンジニア等に焦点を当てて、労働・生活への影響を研究したい。ジェンダーの視点から劇的変化を見せたAI及びデジタル情報化社会の現在・未来を敏感につかむことを目標としたい。

社会貢献等

経済学とジェンダー学の視点を提供しながら、共同研究などのコラボを行いたい。お気軽にお声がけください。