研究シーズ集

工学部

助教 加藤 直人かとうなおと

基盤工学科・機械システム工学コース・流体工学研究室
加藤 直人
キーワード

水や空気の流れ,噴流,拡散のコンピューターシミュレーション(CFD) ,自動車空力部品の流れの可視化,性能評価,風や水流によって振動が起こる問題の原因調査

分野

流体工学,熱工学,流体関連振動

研究テーマ

・流れのコンピューターシミュレーション
・カルマン渦励振、縦渦励振等の流体関連振動
・学生フォーミュラ、レーシングカー、自動車の空力

所属学会等

日本機械学会,自動車技術会

特記事項

計算機サーバーが利用可能です。また学生フォーミュラ活動の橋渡し役をしています。学生を技術的に支援したいという方はお気軽にご連絡ください。

MAIL

note※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

実験(EFD)、数値解析(CFD)による流れの研究を行っています。空気、水に限らず、水素、ヘリウムの流れも対象としています(図1)。流れを予測する技術を開拓しています。
自動車の空力について研究を行っています。燃費向上のための空気抵抗低減、レーシングカーの旋回性能向上のためのダウンフォース増加や流体力バランスなどの要求、追い抜きの難化問題に、シンセティックジェット(SJ)という新しい技術を使った流れの制御で解決できるか、研究を行っています(図2)。

図1 水素の流れ
図2 流れの制御

教育・研究活動の紹介

風洞を用いたEFD、計算サーバーを用いたCFDを行っています。また、共同研究先の研究施設を借りた実験、計算機サーバーによるCFDを行うこともあります。大学院生はインターンシップで共同研究先に行き、そこでしかできない研究を経験することができます。
学生フォーミュラの活動を支援しています(図3)。ものづくり教育として広く認められているこの活動に、宇都宮大学は日本で最も早く取り組み始めました。しかしそれは決して大学のみならず、栃木県内外の多数の企業様の支援により成り立っています。今後も産官学の橋渡しをしていきたいと思っています。

図3 学生フォーミュラ車両

今後の展望

SJによる流体力制御、マグナス風車の翼形状最適化、迎角変動時の流体力変動メカニズムの解明等にも取り組んでいます。

社会貢献等

iP-U講座開講、高大連携、学生フォーミュラ車両展示。