研究概要
X線やγ線などの放射線および放射線検出器は病院のレントゲン撮影、空港の手荷物検査機、元素分析、資源探査など様々な場面で利用されています。高性能な放射線検出器の開発は上記の検査・分析精度の向上や放射線のより安全な利用を可能にします。当グループではシンチレータやドシメータ材料といった蛍光体型の放射線検出材料に着目し、より高性能な新規材料開発に取り組んでいます。
教育・研究活動の紹介
単結晶、セラミックス、ガラス材料を研究対象として材料合成から特性の評価まで一貫して研究を行っています。
今後の展望
放射線は目には見えない様々な情報をもたらしてくれる非常に便利なものである一方で、使い方を誤ると人体にとって有害なものとなってしまいます。高性能な放射線検出材料の開発は、使用する放射線量の低減など、人体への安全面でも意義のある研究となります。今後もより便利で安全な放射線利用の普及を目指して、材料開発を行います。
社会貢献等
単結晶育成技術 (主にフローティングゾーン法) や蛍光をはじめとする光学特性の評価手法を習得しています。