研究概要
・プラズモン励起を利用した光触媒反応の制御
様々な分野で光触媒が利用されている現在においても、その反応メカニズムについての詳細な原理は解明されていません。本件研究では、構造制御したAgナノ粒子を用いるプラズモン光触媒を創成し、そこ光触媒の反応性を測定することで、効率的光触媒の開発を行うことにしています。
・分子構造・電子構造に関する測定・シミュレーション
上記の、光触媒のAgナノ粒子や、表面上の自己組織化構造について、その構造、電子状態、振動解析などについて、DFT、ab initio、MDなどの計算シミュレーションをおこない、実験結果の解釈を行っています。
・ヒトの自律的行動における内発的動機付け
やりたくない気持ちの正体と、それを克服して、自律的に行動・達成するために必要なことのトレーニング法を調べています。
教育・研究活動の紹介
化学操作による物質合成、溶液処理、分析(解析)、および、超高真空装置による表面構造観測、並びに計算機によるシミュレーションを行っております。実験上、簡単な電子工作、機械工作は自作することがあります。
教育面においては、自分の理想像がある学生に対して、自分は何ができ、何ができないかの自己認識から、理想達成のために、身につくとよい予測と判断力の習慣化を目指しています。
今後の展望
並行して研究を行っている光触媒開発と有機化合物による固体表面制御を融合し、有機化合物を用いた化学処理によって光触媒の表面を制御し、高効率・高性能な光触媒の開発行う予定でおります。