研究概要
教員の担い手不足が問題となる中で、誰をどのような方法で公教育を担う教員とするのか(教職に招き入れるのか)が課題となっています。誰が子ども達の教育を担うのか、それを誰がどのように認めていくのかが、現代的な課題になっているといえるでしょう。そのような問題関心から、教員養成制度や教員資格認定制度の問題を日米比較、法制度論の方法を用いて研究を進めています。
そして上記のような研究をベースにして、現在勤務している専門職学位課程(=教職大学院)において、現職院生の教育実践プロジェクト(学校現場における長期実習)を支援する中で、教職員の職能開発を促す学校経営のあり方等を学校現場の先生方と共に実践的に探究しています。
教育・研究活動の紹介
学校現場の教育実践に即応できる教科の専門性(Pedagogy)を私は持ち合わせていません。しかし、その実践がどのような意味や意義があるのかを考察するための社会科学としての教育学(science of education)の見方・考え方を学部の学生さんや院生さんが育めるようにすることを教育・研究活動の柱にしています。そのためにも「社会科学としての教育学」を自らの強みとしたいと願い、日々、教育・研究活動に当たっています。
今後の展望
学校現場において、子ども達の学びを支え、そこから学ぶ教育の制度や組織のあり方を体系的に探究しながら、学校現場の子ども達や先生方が元気になれる、希望を語れるような仕事をしたいと考えています。そのためにも学校現場から多くのことを学びたいと思っておりますので、学校現場でお手伝いできることがあれば、お声がけをいただければと思っています。
社会貢献等
下野市小中一貫教育推進協議会 会長
下野市学校適性配置推進協議会 会長
栃木県立日光明峰高等学校学校運営協議会 会長
教育行政や学校運営、校内研修等でお手伝いできることがあれば積極的に対応します。