研究概要
通常の学級において、支援が必要とされる子どもも含めて多様な子どもたちが学び合う授業のあり方について研究を行っています。子どもたちが「えっ?」「それ何?」「どういうこと?」とお互いの考えや発言に揺さぶられることが、学びにどう影響を与えるのかについて考えています。また、それを教師がどのように支えているのか、どんな教材がそれらの場面を引き出すのか等に関しても興味があります。
教育・研究活動の紹介
実際に授業や子どもたちの様子を観察し、そこから得られる質的データの分析を中心に研究しています。授業の談話分析やエピソード分析等の手法を使っています。
教職大学院の院生をはじめ学校の現職教員の皆さんと、学校現場の課題に取り組む実践研究も行っています。
今後の展望
インクルーシブな授業を可能にする条件、特に教師の即興性について興味をもっています。
社会貢献等
学校等の研修会や事例検討会で先生方と一緒に子どもたちへの支援や授業のあり方について考えています。現職の先生方との継続した学習会も行っています。
また、高校での生徒向けの講演会では多様性を生かす共生社会のあり方等について話をしています。