研究シーズ集

共同教育学部

准教授 瀧本 家康たきもと いえやす

自然科学系 理科分野
瀧本 家康
キーワード

地学教育,物理教育,気候学,自然地理学

分野

地学教育,物理教育,気候学,自然地理学

研究テーマ

・ICTを活用した地学・物理教育研究
・局地気候,都市気候

所属学会等

日本地理学会,日本気象学会,日本地学教育学会,日本 物理教育学会,東北地理学会,日本ヒートアイランド学会

特記事項

出前授業等お引き受けします

MAIL

ieyasu※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

TEL

028-649-5316

研究概要

【地学教育・物理教育】
BYOD(Bring Your Own Device)、各自のスマートフォンやPC端末を活用した教材の開発を中心に行っています。特に地学分野では、WEB上にある様々な地球に関するデータを利用した教材や各自の端末を利用して地球に関する諸量を測定する実験の開発を行っています。
【気候学】
宇都宮の気候、特に都市気候や暑熱環境の調査を独自の気象観測装置を用いて行っています。2021年度は栃木県気候変動対策課と連携し、室内暑熱環境、特にWBGT(暑さ指数)の分析を行っています。

教育・研究活動の紹介

GIGAスクール構想で生徒一人ひとりがタブレット等の端末を活用できるようになったことを活かせるようなICTを活用した地学の教材を開発しています。地学に関する現象は時間的空間的スケールが大きいため、実際の現象を再現したり、実験したりすることはたいへん困難です。しかし、ICT機器を用いることでそれらをカバーすることができます。たとえば目で見ることができない地球規模の大気の大きな循環のようすも現在ではWeb上で簡単に閲覧することができ、大きな大気の循環と日本の気象との関係も簡単に理解できるようになってきました。
研究室では、地球や宇宙についてICTを活用し、実感を伴った理解につながる教材の開発を行っています。
また、宇都宮の都市特有の気候であるヒートアイランド現象に着⽬し、独自の気象観測装置を市内各所に設置して観測を行い、実態の解明を行っています。この研究は他大学の気象学研究室との共同研究でもあり、近年話題になっている暑さ指数(WBGT)についての調査も行っています。2021年度は栃木県との共同研究として、室内の暑熱環境についての実態調査も行うことになっています。

今後の展望

GIGAスクール構想が進展する中で、中学校の地学分野で実施が可能なICTを活用した教材の開発を中心に行っていきたいと考えています。また、宇都宮市の都市気候の実態把握も継続的に行っていきます。

社会貢献等

地球や宇宙のこと、気候や気象のこと、身近な地形のことなど地学教育等に関連した分野で話題の提供が可能です。出前授業や講演会も可能な範囲でお引き受けいたします。