研究概要
専門としているのは、社会科教育史(特に「社会科前史」)研究および歴史教育史研究と呼ばれる研究領域で、社会科教育、なかでも歴史教育を中心とした社会科教育の歴史について研究を進めています。
具体的な研究テーマとしては、戦前期以降の小学校における歴史教育の実態をその実践的側面に着目しつつ明らかにすることです。また、社会科は戦後の教育改革のなかで新設された教科ですが、戦前期において構想・実践されてきた「社会科的」な教科についても、小学校の郷土科や国民科をはじめとした特設教科を事例として調査・研究を行っています。
教育・研究活動の紹介
以上のような研究だけではなく、栃木県内の小・中学校での校内研修・研究会における指導助言・講話を行うとともに、現職の小・中学校の先生方と社会科を中心とした授業研究や授業開発を進めています。
また、大学では、主に小・中学校の社会科や高等学校の地理歴史科を中心とした指導法の授業を担当しています。その際、将来、小・中学校や高等学校の教員を目指している学生に向けて,できるだけ具体的な実践を取り上げ、そのなかから社会科教育に関する興味・関心や理解を深めてもらえるように心がけています。
今後の展望
社会科教育史・歴史教育史に関する研究を継続的に行うとともに、授業研究や授業開発をはじめとした社会科教育に関する実践的研究を進めていきたいと思います。
社会貢献等
栃木県内の小・中学校での校内研修・研究会における指導助言・講話を今後もお引き受けするとともに、授業研究や授業開発をはじめとした現職の先生方との共同研究をさらに進めていきたいと思っております。