研究概要
・就学前の子どもから大人までの性の健康は基本的人権です。性教育や人権教育はこれを保障するための重要な権利です。国内外の授業観察や教材分析を通して、学校や家庭、社会教育でどのような実践が可能なのかを研究しています。
・戦争孤児の戦後史について、児童養護施設等に残された史料や聞き書き調査から考察をしています。
教育・研究活動の紹介
学部では、小学校教員および中学校・高等学校の指導法に関する科目と、教科の専門的科目「児童福祉論」「子どもの保健」「保育学」などを担当しています。大学院では、「性と人権論」や「共生社会論」などを担当しています。いずれの科目も、人権をベースとしています。
今後の展望
・子どもの権利が、保育や教育の現場や民間団体でどのように位置付けられていたのか、その特徴を明らかにすべく、実践記録や聞き書き調査の分析を進めています。
・乳幼児期の特徴をふまえた包括的性教育のカリキュラム案を現場の保育者や保護者らと作成中です。
社会貢献等
・教育機関、民間団体、行政で人権や性に関する研修や各種委員会に関わっております。