研究概要
美術と人と社会に関する理論と実践の研究を美術教育と芸術学の領域から展開している。美術教育研究においては実践およびその歴史と理論、また、芸術学においては近代以降の美術概念の変容に基づく美術作品や美術のあり方などを基に各研究に取り組んでいる。これまでの研究の方向性を概略として以下に示す。
■美術教育研究
図画工作・美術の授業(題材・教材研究)/鑑賞教育/美術館教育/造形ワークショップの理論と実践/美術教育史/美術教育思想/大学における教員養成と美術教育
■芸術学研究(美術理論・美術史)
近現代美術/シュルレアリスム/モダニズム/美術受容/美術と社会・人に関する美学芸術学研究
教育・研究活動の紹介
美術および美術教育に関する実践と理論の両面から教育研究活動にあたっている。美術教育研究と芸術学(美術理論・美術史)研究の視座から「見る/つくる」を総合的に捉え、その諸相を歴史と理論を軸に研究している。また、学校教育から美術館教育にいたるまで今日の社会における美術と教育の実際に積極的に働きかけている。
今後の展望
美術とは何か?美術教育とは?
ひとつひとつの研究を深めながら大きな問いに常に向き合って行きたい。
社会貢献等
小中学校教科書執筆編集(図画工作科、美術科)、宇都宮美術館協議会委員、栃木県立美術館造形ワークショップ、作品展審査等、研究を通して全国の小中学校や地域社会の教育に貢献している。