研究シーズ集

データサイエンス経営学部

教授 河本 満かわもと みつる

データサイエンス経営学科
河本 満
キーワード

統計的音響信号処理,インタラクション分析,音環境理解,サービスデザイン

分野

データ科学、サービス工学

研究テーマ

・音環境場の雰囲気推定技術に関する研究
・音環境理解におけるインタラクション評価に関する研究
・センサ融合による場の状態推定に関する研究

所属学会等

電子情報通信学会、計測自動制御学会、サービス学会、日本建築学会、IEEE

MAIL

mkawamoto※a.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

TEL

028-649-5295

研究概要

音環境理解から音環境場を可視化する技術の研究開発を行っています。音の大きさ、音の高低、音の単一性に関する3つの音の特徴量をRGB値に変換し、色で音を可視化する技術、「音模様」を開発しました。音模様では、例えば、あるショッピングモールガレリアのいつもの雰囲気とイベントが開催されたときの雰囲気の違いを推定できることを示しました(図1参照)。色が塗られている四角い部分は赤丸の位置に設置したマイクロフォンアレイと呼ばれる音センサで推定した音源の場所(方向)を表しています。

音模様の活用法として、場の雰囲気、つまり、音環境計測で推定できそうな場の盛り上り、コミュニケーションの活気など、その場にいる人のインタラクションの状態を表すことができるのではと考えています。また、音模様の特徴は、音環境計測で得られた音データにおいて、発話内容など、個人情報やプライバシーに関する情報にはふれずに場の雰囲気を推定するところになります。

図1 音模様 (a)通常のガレリア
(b)イベント時のガレリア

教育・研究活動の紹介

AIでなんでも解決できてしまう潮流がある中でこの流れに乗ることは悪いことではないと思いますが、物事の判断をAIに一任するのではなく、参考程度にして自分で判断できるような知識や知見が備わる学生が育つような教育を心がけるようにしています。

今後の展望

場の雰囲気推定技術を以下のコミュニケーションの場のインタラクション評価などに活用する予定です。

オフィス
会議
教室

社会貢献等

企業への技術の相談、コンサルなどの経験があります。コラボできそうなことがあれば、お気軽にご連絡ください。