研究概要
フェムト秒レーザーによる物質励起と多点空間配置を駆使して、サイバー空間とフィジカル空間をつなぐインターフェース、とくにディスプレイとイメージングに関する研究を行なっています。ディスプレイでは、レーザー励起を画素生成として活用し、実物体が本来有する3次元を自然に再現し、物体と映像のギャップを埋め得るボリュメトリックディスプレイの実現を目指しています。また、この技術を体積的な構造化照明法として利用することで、波長や形状のようなフィジカル空間に溢れる多くの情報を一挙に可視化するイメージング技術の開発も取り組んでいます。
教育・研究活動の紹介
主体性、論理性、専門性を身につけ、手を動かせる人を育成できるように、現場に密着しながら学生指導を実施しています。教員のサポートのもと、学生が主体となり論文掲載まで到達してもらうことを教育成果目標としています。
今後の展望
普段我々が研究者として目にしている現象の美しさや技術の面白さを一般の方にも楽しんでもらう活動を行いたいと思っています。なかでも、透明をテーマとする展示会、「透明展」を行いたいと考えています。
社会貢献等
委託実験を含めた計算機ホログラムの技術指導を企業に向けて行なっています。このような光学実験を含む専門的技術指導、共同研究や社会実装に向けたコラボ、上で述べたような技術や現象のエンタメ要素、その原理をひろく楽しんでもらうための活動を、地域と協力して積極的に実施していきたいと考えています。