研究概要
国際関係や留学などにあまり関心がない学生に対するグローバル教育に関心をもったことがきっかけで、英国の「新しい大学」の教育の国際化というテーマに巡り合いました。日本と比べてはるかに「国際的」な環境にある英国の大学が、戦略レベルで包摂性を強く意識しているのを知り、私たちはより一層多様性やその尊重に目を向ける必要があると痛感しています。
教育・研究活動の紹介
国際化というとまず語学や海外経験を思い浮かべるかもしれませんが、そのような経験にかかわらず、グローバルな視野は現代社会を生きる私たちにとって重要になっています。どのようにしてグローバルなものの見方を身につけられるのかを工夫するのが教育と研究双方に共通する私の課題です。また、通訳や外交官としての経験を活かし、「世界の話題」をスパイスに、楽しく学ぶ授業を心がけています。
今後の展望
グローバル化がますます進むこれからの社会で必要なグローバル・コンピテンシーとはどのようなもので、大学ではどのように育成できるのか、教育を実践しながら研究を進めたいと思います。
社会貢献等
外務省職員としてバングラデシュ、米国(シカゴ)、ヨルダン、スーダンの在外公館で勤務し、世界約80ヶ国を訪問した経験をもとに、国際理解、異文化交流、国際儀礼(プロトコール)、海外渡航時の安全対策などをテーマに、学校での外国文化紹介や企業の海外赴任前研修にも対応できます!
2021年にUNESCOの無形文化遺産に登録されたパレスチナ刺繍(Tatreez)が趣味です。前勤務先の大学では刺繍を入り口にパレスチナや中東情勢について紹介する特別授業や展示会を企画しました。
地元出身者として、宇都宮と世界を繋ぐ活動や宇都宮の「グローバル」に光を当てる活動を積極的に開拓していきたいです。