研究概要
農産物貿易に関する国際交渉を対象として、WTO(世界貿易機関)のドーハラウンドの交渉経緯、また各国のFTA(自由貿易協定)の締結パターンや交渉内容に関する分析を行っています。
過疎と高齢化の著しいわが国の農山村における多様な地域再生の取組みについて、その成功要因や将来展望、直面している課題、その解決方策を明らかにするため、各地で調査しています。
教育・研究活動の紹介
農業経済学の対象は農業、食料、環境、地域社会、国際貿易、政治経済など、非常に広汎な分野に及んでいます。講義とゼミでは、農業の社会経済的な問題を対象に、伝統的な経済学に基づいた理論と実証のバランスのとれた習得を目指しています。さらに、現実問題や課題を題材とした実践的な学びの機会創出にも配慮しています。
今後の展望
地元栃木県を主な念頭に、地域住民主導による地域農業の再生等に関する実証的な調査研究を積み重ねてまいります。
社会貢献等
農林水産省農林水産政策研究所の客員研究員として、全国各地の農山村再生の取組や農泊の調査研究を行っています。地域に根ざした活動として、地方自治体、地域の企業や団体などによる研究会や講演会の講師・アドバイザーにも取組んでまいります。