研究概要
ICTを利活用して家庭と学校をシームレスにつなぐポートフォリオの研究をしています。体育の学習成果は通知表で表される「1~5」の通知では保護者に適切に伝わりません。また、保護者の子供への影響は強く、保護者の有している学習観や、子供への関わり方は子供の学習面や体力面にも影響します。そこで、ICTを利活用した体育のポートフォリオを子供、保護者、教師間で共有することで、保護者に適切に子供の体育の学習成果を伝えると共に、保護者を学校体育により積極的に関与させようと考えています。
また、1人1台端末やVR,AIの活用や遠隔地とつないだ体育など、テクノロジーと身体活動を融合させたSociety5.0時代の体育実践の研究も進めています。
教育・研究活動の紹介
私は東京都で16年間小学校教員として勤務していました。その経験を活かして、講義での理論的な部分と模擬授業などの実技を通した実践的な授業構成で授業をデザインしています。具体的には、小学校、中学校及び高等学校の教員を目指す学生に「小学校体育」や「初等体育科指導法」、「中等保健体育科指導法」などを担当しています。これらの授業や研究室でも実際にテクノロジーを活用した体験的な学びをしています。
今後の展望
・体育におけるシームレスな学習評価による学校を中心としたコミュニティ変容の実証的研究
・メタバース・ボールゲームの体育実践
社会貢献等
小学校・中学校を中心に体育の授業づくりや実技研修を現職の先生方と協働で行っています。また、GIGAスクール構想における1人1台端末の具体的な活用方法に関する講演も行っています。さらに、家庭と学校、地域の連携に関する助言や講演も行っています。お気軽にお問い合わせください。