研究概要
【テレビ電話による個別指導を取り入れた作文授業の開発】
遠隔からのティーム・ティーチングによる作文授業の開発を行っています。これまでには、公立学校の教諭や研究機関の専門家らをテレビ電話でつなぎ、授業を行ってきました。実践の分析を通して、効果的にティーム・ティーチングを行うための指導資料の作成も行ってきました。
【作文ワークショップの実践研究】
子どもたちが「好きなことを、好きなジャンルで、好きなように」書いていく作文ワークショップという授業の研究をしています。このような授業を実践すると、日本の子どもたちは「どのようなことを考え」「どのように書いていくのか」を、キーボードのタイピングを記録するシステムを用いて捉えようとしています。子どもの「書きたい」「やってみたい」という思いから出発する授業が、日本においても効果的であるのか、また課題は何であるのか、研究を進めています。
教育・研究活動の紹介
中学校の教員経験を活かし、理論と実践の往還を意識した授業を心がけています。学部生に向けた授業では、将来教壇に立つ際に「主体的・対話的で深い学び」を意識した実践ができるように、ポイントを示した模擬授業と振り返りを積極的に行っています。また、ICTを活用した指導について検討する演習的な授業も行っています。今後は、大学の教室と小中学校の教室をテレビ電話でつなぎ、双方にメリットがある実践的な授業を展開したいとも考えています。
今後の展望
これまでに小中学校の教室とテレビ電話でつなぎ、ティーム・ティーチングの形態で作文授業を行ってきました。今後も、教室と研究室をつないだ実践を予定しています。また、作文以外の指導資料の開発も目指し、実践研究を行っていきたいです。
社会貢献等
ICTの活用やワークショップ型の授業についての情報提供が可能です。小中学校などの授業研究や校内研修で、お役に立てる機会があればと考えております。