研究シーズ集

工学部

教授 へーガン・ネイザンへーがん ねいざん

基盤工学科・機械システム工学コース・ヘーガン研究室
へーガン・ネイザン
キーワード

分光イメージング,画像処理,赤外線・紫外線イメージング

分野

光工学、計算センシング

研究テーマ

・動的現象のイメージング・測定
・高精度光学設計
・計算センシング

所属学会等

SPIE、Optica、日本光学会、日本赤外線学会

URL

MAIL

nhagen※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

TEL

028-689-7116

研究概要

 私達を取り巻く多くの現象は目には見えませんが、光学機器で感知することができます。たとえば、多くの爆発性ガス(炭化水素系とか)は目には見えませんが、赤外光で視覚化できます。光学システムを精密的に設計し、赤外線データを分析するための特殊なアルゴリズムを開発することにより、私たちの研究室は世界で最も先進的なガス漏れ検知システムの開発に成功しました。これらのシステムは現在、世界中に展開されています。このハードウェアとソフトウェアを組み合わせた設計を使用したアプローチにより、私たちの研究は他の分野にも同様の進歩をもたらすことを目指しています。

(左図)石油の掘削場のメタンガス漏れを可視化
(右図)赤外線で風の流れを可視化

教育・研究活動の紹介

日本はかつて光学システム設計の世界的リーダーでしたが、カメラ会社の衰退によりこのリーダーシップは崩壊しました。 現在、宇都宮大学は、学生に光学システムの設計方法を教えることに焦点を当てている日本で唯一の場所であり、これらの技術を教えることが私の教育活動の中心です。

今後の展望

光のスペクトル、偏光、および位相を測定する光学システムは、科学全体で使用されていますが、一般的に静止物体の測定に焦点を合わせています。 動く物体は、特にイメージングがこれらの他の光の特性の1つと組み合わされている場合、測定がはるかに困難です。 最新のセンサーと精密な光学設計を利用することで、これらの動的な現象を、既存の機器では不可能な科学者の目に見えるようにすることができます。

社会貢献等

特許出願状況:特許は20本書いています。