研究概要
バリ・チューバアンサンブルを土台に楽器の特徴や役割を探究し、方向性を見出すことにより合奏としての基盤を確立する研究を行っています。個のレヴェルで奏法の特徴を確認し、改善点を模索しながらより良い方向性を確立します。アンサンブルでは楽譜を読み技術と楽器の奏法棲み分け、呼吸を土台にした楽譜の多様性と演奏法を研究しています。
教育・研究活動の紹介
実技ですので、「まずはやってみる」ということを意識しています。そこで、他者から見る改善点と自分の状態を確認し、その上で反復的な練習に取り組むようにしています。合奏では授業の特徴を生かし「連携、コミュニケーション」を意識することと、我々の専門領域は「単音楽器」であるという特性からアンサンブルを通じての「共有」を展開していきます。そして発表の機会を設け、学内外の皆様(聴衆者)と同じ空間での「共有」を行い、そこでそれぞれの立場で感じ取ったものを「継続」していくように致します。
今後の展望
バリ・チューバアンサンブルだけに限らず、中低音楽器の土台的役割は必ず共感する要素があります。そのための教材の開発を考えています。合奏では、「継続」を念頭に置き、多様なジャンルの楽曲研究に着手し、「連携」という形で学内外の機関と協力しながら「参加型」の合奏を発表して参りたいと考えています。