研究概要
取り組まれている農産物の地域ブランド化を巡る課題として、消費者は地域ブランドをどのように評価しているのか、また農産物の地域ブランド化がその流通構造に及ぼす影響に関して研究してきました。農業経営を発展させるための農商工連携や6次産業化の取り組みにおいては、新たな製品開発が必要不可欠であるだけでなく、農商工連携、6次産業化の成否に大きな影響を与えることになるため、農産物を原料とした加工食品等の製品開発の特徴や課題などを研究しています。
また、マーケティングにおいては消費者の評価を把握することが重要ですが、計量分析やテキストマイニングなどの手法を用いてアンケート調査のデータやSNSの投稿データを分析・研究しています。
教育・研究活動の紹介
農業経営において、これまで以上に農産物の「販売」が大きな役割を果たすようになっています。これまでのブランド化や、農商工連携、6次産業化における製品開発等のマーケティングに関する諸研究は、農産物の販売を考える上でのヒントになりうると考えています。
農業経営だけでなく、企業経営において「マーケティング」が経営成果に大きく影響を及ぼすことは間違いありません。「これをすれば成功する」という正解はありませんが、どうすれば課題が解決できるのかを考えるうえで、マーケティングの理論や研究成果がヒントになることは多いと考えています。
今後の展望
農産物の販売を始めとしたマーケティングについてはこれといった正解はありません。農産物の生産から販売に関わる多くの方の一助となるような農産物マーケティングの研究を行っていきたいと考えています。
社会貢献等
自治体における地域ブランドや農産物マーケティングの推進等への協力を行っております。