研究シーズ集

地域デザイン科学部

教授 佐藤 栄治さとう えいじ

建築都市デザイン学科・建築計画研究室
佐藤 栄治
キーワード

EBPM: Evidence Based Policy Making,施設配置論,行動分析,空間情報科学

分野

都市計画,都市解析,医療・福祉政策支援 建築計画,建築設計

研究テーマ

・定量的手法を用いた医療・福祉サービス提供体制の検討
・地域活性化に向けた地域資源の活用手法の検討
・建物の使われ方,設計指針,整備指針の検討

所属学会等

日本建築学会,日本都市計画学会,日本公衆衛生学会 農村計画学会,日本医療福祉建築協会

特記事項

大容量データ群の解析・可視化,各種制度設計と計画支援 地域活性化に向けた学生派遣

URL

MAIL

e-satoh※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

TEL

028-689-6202

研究概要

私たちをとりまく生活空間には、建物立地や地形といった物理的な情報や、少子高齢化や格差といった社会的な情報など様々な情報が存在します。これらの情報をデジタル化技術を駆使し、都市の在る姿を定量的に露呈させることで、目に見える将来的な計画を検討しています。

在宅医療を評価するため、在宅医療拠点、在宅看護拠点を 地図上にプロットし、道路距離で移動距離を計測した結果

教育・研究活動の紹介

研究室では,研究、プロジェクトに大別して活動しています。
1)研究:都市計画分野では、数理モデルや地理情報システムを用いエヴィデンスを明確にした上で、都市や地域がどの様にあるべきか考究しています。
建築計画分野では,建物内の利用者分析などを通して、設計指針の補則作成や空間構成評価を行なっています。
2)プロジェクト:実際に地域や行政の方と連携し実現していく、各種事業計画の整理・立案、基本設計、システム設計等をしています。また地域活性化に関わるイベント等において、作品の製作・展示,運営等に参画します。

建物内部の利用者、スタッフの行動を調査し、どこに誰がいるのかを可視化
古民家を地域拠点に据え、食・保健・ 相談事業を展開する設計プロジェクト
那珂川町の光のイベントに参加し、地域活性化の一翼を担うプロジェクト

今後の展望

個人の研究としては、医科・介護レセプトを用い、地域の医療と介護サービスの提供実態を捉えることで、将来に渡るサービス提供体制をどの様に構築するかに視点を当てています。データの分析対象としては全国ですが、特に地方都市や今後人口減少が加速化していく地域の分析を進めています。また社会課題に対応する研究として、子育て環境の構築、防災計画、医療・福祉施設の建物環境の分析なども進めています。

社会貢献等

医療・福祉(介護、保育、障がい)計画、学校施設の適正化計画、庁舎整備計画、デジタル推進事業、防災計画など、各種計画策定に向けた支援・分析や、委員会の委員、アドバイザーを務めています。設計・改修・提案などのプロジェクトについては、随時、お話があった際に、学生を含めた研究室として対応しています。