研究概要
私たちをとりまく生活空間には、建物立地や地形といった物理的な情報や、少子高齢化や格差といった社会的な情報など様々な情報が存在します。これらの情報をデジタル化技術を駆使し、都市の“在る姿”を定量的に露呈させることで、目に見える将来的な計画を検討しています。
教育・研究活動の紹介
研究室では,研究、プロジェクトに大別して活動しています。
1)研究:都市計画分野では、数理モデルや地理情報システムを用いエヴィデンスを明確にした上で、都市や地域がどの様にあるべきか考究しています。
建築計画分野では,建物内の利用者分析などを通して、設計指針の補則作成や空間構成評価を行なっています。
2)プロジェクト:実際に地域や行政の方と連携し実現していく、各種事業計画の整理・立案、基本設計、システム設計等をしています。また地域活性化に関わるイベント等において、作品の製作・展示,運営等に参画します。
今後の展望
個人の研究としては、医科・介護レセプトを用い、地域の医療と介護サービスの提供実態を捉えることで、将来に渡るサービス提供体制をどの様に構築するかに視点を当てています。データの分析対象としては全国ですが、特に地方都市や今後人口減少が加速化していく地域の分析を進めています。また社会課題に対応する研究として、子育て環境の構築、防災計画、医療・福祉施設の建物環境の分析なども進めています。
社会貢献等
医療・福祉(介護、保育、障がい)計画、学校施設の適正化計画、庁舎整備計画、デジタル推進事業、防災計画など、各種計画策定に向けた支援・分析や、委員会の委員、アドバイザーを務めています。設計・改修・提案などのプロジェクトについては、随時、お話があった際に、学生を含めた研究室として対応しています。
関連リンク
SDGs事例集 医療・介護サービスの受給状況から見た地域生活継続可能性に関する研究
SDGs事例集 混合病棟によるスタッフの看護負担感に関する研究
SDGs事例集 歯科医師とともに考える地方都市の高齢者の健康のための研究
SDGs事例集 複雑系都市構造の解明に基づく拠点配置手法の構築
SDGs事例集 栃木県における放課後等デイサービスに関する研究
SDGs事例集 人口減少期の地方都市における子育てサービス提供体制の研究
SDGs事例集 仮想空間が都市の実空間に与える影響に関する研究
SDGs事例集 政策により設定された圏域をもとに、都市空間の実態を明らかにする
SDGs事例集 人口減少期における都市施設の計画圏域再策定に向けた数理的手法の開発