担当:農学部附属農場・池田 裕樹
トマトは世界で最も生産量が多く、機能性や栄養価の高い野菜としても注目されています。一方で、さらなる果実品質の向上や、地球温暖化などの気候変動にともなう栽培上の対策も求められています。そこで現在市場に流通している栽培トマト(Solanum lycopersicum)の祖先で、栽培トマトにない様々な有用形質を有する野生種(Solanum pennellii)を用い、高温や乾燥などの環境ストレス耐性や、果実の品質向上に寄与する遺伝子の探索や利用について研究しています。