研究概要
特別の教科 道徳」(道徳科)が誕生し、「考える道徳」「議論する道徳」が求められています。児童生徒が主体的に議論する道徳授業にしていくためにはどのようにすればよいのか、授業デザイン、授業方法、教材論、授業評価などの研究に取り組んでいます。また、次世代を担う子供たちにはどのような力をつけていけばよいのか、従来の道徳授業では不可能な、新しい道徳授業の在り方についても追究しています。
教育・研究活動の紹介
長年、大学の附属小学校教諭として勤務し、道徳教育と道徳授業、学級経営について実践的な研究に取り組んできました。これまでの経験などを生かし、学部では「教育原論/道徳教育授業論」「道徳授業論」などの、教職大学院では「カリキュラム開発の実践と課題」「道徳授業デザイン論」などの授業を担当しています。
県内外の小中学校での授業研究会や研修会に参加して、現場の先生方と授業実践研究を進めています。私が小中学生を相手に提案授業を行う機会も数多くあります。子供にとって魅力のある学びとは?について、現場の先生方と実際の子供の姿を通して議論することはとても大切なことだと考えています。
今後の展望
提案授業では、3人グループをもとに児童生徒自身が学習を進める「トリオ学習」を行っています。基本的にはクラス全員が発言し合う対話型の授業スタイルです。多くの先生方に観てもらいながら研究を進めていきたいと考えています。
社会貢献等
小中学校における授業研究会や教育委員会が開催する教員研修会、研究発表会等で助言や講話、講演を行っています。